混戦もようの自民党総裁選挙。総裁になるまでには、さまざまハードルがある。第1に立候補には推薦人20人が必要。ほとんどの派閥が解散を決めたことで、派閥の縛りがなくなり、手を挙げやすい環境になった反面、推薦人確保のハードルはこれまで以上に高くなっている。第2のハードルは党員票。総裁選は国会議員票と党員票合わせて734票で争われる。過去最多の立候補者となって、国会議員票は分散することも予想されるため、党員票の行方にいつも以上に関心が集まっている。第3のハードルとなりうるのが決選投票。1回目の投票ではいずれも過半数に届かず、上位2人による決選投票にもつれ込むだろうという見方が大勢。決選投票になると国会議員票の比重が大きくなるため、最後は国会議員票の行方が鍵を握ることになる。ハードルを越えて、総裁のいすに座るのは誰なのか。投開票は来月27日。