茂木氏の出馬会見では「政治とカネ」について「政策活動費についてその上限を0円、すなわち廃止する」と述べた。政策活動費の改正案についてはこれまで原案が「50万円超で項目のみ公開」としたが、修正案では「50万円超に限るなど、領収書を10年後に公開」という話が出てきた。更に修正案として全ての領収書を10年後に公開すると、これまで二転三転したが、それを茂木氏は廃止するという。しかし事前に茂木氏の公約を知った岸田首相は「一体何なんだ!」と怒りが収まらず、周囲にぶちまけたという。特に裏金事件では茂木氏は政治資金規正法改正をめぐる与野党交渉の責任者だった。国会論戦での場でも野党側は廃止と訴えていて、自民党側は拒否してきた。しかし茂木氏の出馬会見では野党が求める政策活動費の廃止を否定してきたにも関わらず、立場を転換するのかとしている。田崎史郎さんは「この施工は2028年1月からなので1年半後から実施されて事実上使えなくなる」などと話した。毎日新聞論説委員・佐藤千矢子さんは「岸田首相も幹事長の相談なく派閥を解散したり政倫審に出たりしてたのでお互い様である」などと話した。自民党・茂木敏充幹事長について各紙世論調査では、石破氏や小泉氏が走っている中、比べると茂木氏は支持率が少ない。支持率アップの打開策として昨日の会見での「『意外と敏充』について幹事長ご自身はどのように受け止めていますか?」との質問があった。これは今年7月、訪問先の広島県で学生たちとの対話集会に臨んだが、自ら「最近、若手の議員から『意外と敏充』と言われる」と親近感をアピールした。また同じ日、女性との対話集会でもエプロン姿でお好み焼きを振る舞いながら『意外と敏充』と繰り返しながら、政治の舞台とは違う一面を見せていた。それに関する昨日の記者からの質問に「一般の方から見ると近寄りにくいとか、何でも完璧に出来るんじゃないかとみられる。ところが今まで見えなかった側面もある」と回答した。この「意外と敏充」について田崎さんは「親しみやすさをアピールするためのキャッチフレーズ」と指摘している。