自民党総裁選は多くの派閥が解消されたことで、締め付けや事前調整がなくなり、展開が読みづらい混戦模様となっている。候補者が乱立したことで1回目の投票で過半数を獲得する人がおらず、上位2人による決選投票が行われる見通し。367票ある国会議員票は30票〜40票程度で団子状態となり、とびぬけてリードする候補は出ない見通し。国会議員票と同数の367票の党員票をどれだけ多く獲得できるかがポイント。党員票は日本テレビの独自の調査によると、石破氏、小泉氏、高市氏の3人が他の候補より多く獲得するとみられる。決選投票は現時点ではこの3人を軸にした争いとなる見通し。自民党内からは「候補者乱立の結果、自分の主張だけ述べ議論がかみ合わずに終わるのでは」といった懸念の声がある。