去年、創立から100年を迎えた共産党は歩みを纏めた「100年史」を発表した。現在の政治状況については「自民党政治と国民との矛盾は限界に達しており、”財界中心”の政治によって格差が拡大し日本は例をみない”賃金が上がらない国”や”成長できない国”に落ち込んでいる」と指摘している。また党の現状について「全国各地で奮闘を続けられてきたものの、長期に渡る党勢の後退から前進に転ずることに成功していない。ここに最大の弱点があり抜本的な前進に転じなければ、情勢が求める任務を果たせなくなる危機に直面している」と分析し、「強く大きな党を作るため、若い世代への継承に取り組む」としている。志位委員長は「100年の歴史を持っている党は日本では共産党だけ。多くの若い人たちに先輩達の奮闘を伝えていくことに大きな意義を持つ」と話した。