国民民主党の代表選挙は玉木代表が大差で再選され、与党との協調も排除しない姿勢を示した。党内では「政策実現を重視する玉木氏の路線が信任された」という受け止めが出ているのに対し、「与党との協調路線が強まれば、党の分裂や野党の分断を招き与党を利することになりかねない」などと警戒する声も聞かれる。自民党内からは「国民民主党の連立政権入りも選択肢の1つだ」などと秋波を送る声も出ている。国民民主党は玉木代表のもと去年、政府の当初予算に賛成したほか、自民・公明両党と原油価格の高騰対策や賃上げなどのため協議を行った経緯もあり、今後は政策協議の再開を含め、与党との距離感が焦点となる。