ポスト岸田とされるのは、石破茂、河野太郎、高市早苗、茂木敏充、上川陽子、中堅若手議員からは小泉進次郎、小林鷹之という面々となる。明言しているのは現段階では石破氏のみ。総裁選で今回重視されているのは”刷新感”だ。一方で今後米国の大統領選挙もあり、厳しさを増していく国際情勢経済情勢に対応できるのは誰なのか、ということで刷新感と”安定感”のバランスが問われるということになる。藤川は「”刷新感”を前面に出すなら小泉さんや小林さん、”安定感”となれば茂木さんという名前が出ている。今回は政治への不信感が根強いことから”刷新感”が主に重視される可能性はある。今回立候補しようという人達は麻生副総裁や森元総理、二階元幹事長という長老支配の陰や、派閥の陰は刷新感の妨げになる。旧態依然とした色がつかないように準備を進めていくということになるとみられる。総裁の顔を変えるというのはこれまで自民党がやってきた手法。党内で疑似的に政権交代を起こすことで、政権を維持し続ける。最たる例は2001年の総裁選。今回もそういう手法を取ろうとしてくるのか、顔だけでなく中身が変わっているのかを見なくてはならない」などとコメントした。