自民党総裁選を巡り、河野太郎デジタル大臣が今日午後に出馬会見を行う。3回目の挑戦となる河野氏は連日自民党議員との面会を重ねていて、今回の総裁選でも自身が所属する麻生派を中心に幅広く支持を広げたい考え。河野氏はかねてから派閥の裏金問題について「返金も含め早急にけじめをつけるべき」と周囲に語っていて、会見でも政治資金収支報告書に不記載があった議員について河野氏が考える責任の取らせ方について言及する見通し。総裁選を巡っては、小泉元環境大臣が今月30日に立候補に向けた記者会見を行う他、茂木幹事長は来週に出馬会見を行う方向で調整している。この他、高市経済安保大臣や林官房長官も意思表明のタイミングを模索するなど、今日以降出馬会見を行う候補者が相次ぐ予定。一方立憲民主党の代表選を巡っては、この後地方議員約100人が現職・泉代表に対し出馬要請を行う見通し。立憲民主党は午後、代表選の立候補予定者を対象とした事前説明会を開催するが、既に出馬表明している枝野前代表の他、泉代表と野田元総理の関係者らが出席する予定。こうした中、複数の関係者によると、当選1回の吉田晴美衆院議員が立候補に向けて若手の有志らと推薦人の確保に動いていることが分かった。吉田氏の関係者も事前説明会に出席するという。