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- 広内仁 星麻琴 押尾駿吾 竹野大輝 吉岡真央 野口葵衣 向笠康二郎
オープニング映像。
自民党中心の政権が、結党以来初めて衆参両院で過半数を割り込むことになった今回の参院選。石破首相は続投意向表明しているが、党内外から「お辞めになるべき」などと反発する声も。大幅に議席増やした国民の玉木代表は「約束を守らない政権とは協力できない」などとコメント。今回台風の目となった参政党の神谷代表ははやくも次の選挙を見据えて支持呼び掛け。
衆参両院で少数与党となる異例の事態。選挙前から大幅に議席を減らした自民党。きょう自民党本部には幹部たちが慌ただしく集まり、臨時役員会が開かれた。石破首相は総理大臣続投意向伝えるとともに、党として選挙の敗因分析すること確認。石破首相はその後公明党斉藤代表と党首会談し、引き続き両党で政権運営にあたる方針確認。石破首相は会見で「責任を痛感しながらも政治を停滞させないよう責任を果たしていかねば」などと語り、その上で森山幹事長ら執行部も続投させる意向示した。同じく議席を減らした公明党の斉藤代表は「どういう責任の取り方が政治家としてふさわしいか考えている」などとコメント。
参院選。自民党は石破総理が必達目標としていた50議席に届かず、比例代表の獲得議席も過去最少の12議席にとどまった。1人区の自民党の勝敗は14勝18敗で、前回から半減した。1人区となった鹿児島で議席獲得できなかったのは過去初。保守自慢の富山でも僅差で敗北。こうした中、麻生派が会合。鈴木総務会長はこれからの政権運営について「誰もわからない」などとコメント。
参院選。歴代総理大臣も輩出した保守王国群馬県。自民党は現職清水真人氏が当選したが、参政党新人に迫られる接戦だった。清水氏の応援を行った中曽根康隆衆院議員と狩野浩志氏は「今回の結果は国民からの最後通牒だと思っている」「自民党保守本流の人たちが参政党に流れた。改善しないと参政党の躍進が止まらない」「自民党は役割終えたと思っている国民が多い」「しっかり対策講じていきましょう」などと語っていた。また続投意向の石破政権について中曽根康隆衆院議員は「進退は本人が決めることだが、重く受け止めてほしい」などとコメント。
参院選。自民党内からは執行部の責任問う声も。青山繁晴参院議員は「お辞めになるべきだ」などと、河野前デジタル相は「総理が関税交渉などで残るなら幹事長が責任負って辞表出すべき」などとコメント。
永田町からの中継。石破総理は記者会見のあと、午後4時過ぎに公邸に入ったとのこと。公邸の向かい側には議員会館が立ち並んでいて、この時間も灯りがついていた。落選した議員の秘書が片付けを始めた部屋もあり、日中はしきりに車が出入りしていたそう。
参院選。立憲は改選議席の22議席を獲得。比例の獲得議席は7だったが、得票数は野党では国民・参政に次ぐ3番目。野田代表は石破総理の続投意向について「改めて石破政権と厳しく対峙していかなければならないと思った」などとコメント。一方大きく躍進したのが国民。改選4議席から大幅に議席をのばし、17議席獲得。躍進の背景にあったのは現役世代の支持。石破総理の続投意向について玉木代表は「続投するなら少なくともビジョン示すべき」などとコメント。また参政党も改選1議席から大幅に議席増やし、14議席を獲得。石破総理の続投意向について神谷代表は「自分だったら辞任するが、どう受け止めるかは自民党内の話」などとコメント。維新は7議席を獲得。岩谷幹事長は「目標は達成したが、前回の得票と比べると減らしているところもある。反省して次に生かす」などとコメント。共産は改選議席7を下回る3議席でとどまった。非改選の議席合わせても7議席となり、参議院で単独の法案提出できなくなる。石破総理の続投意向について田村委員長は「国民の審判に背を向けた対応」などとコメント。れいわは改選2議席を上回る3議席獲得。石破総理の続投意向について山本代表は「代わりは誰なのか。石破さんでしばらくつなぐのは安全策ではある」などとコメント。
参院選結果を受け、海外メディアは「日本の政治的な不安定性が高まる」としている。ウォール・ストリート・ジャーナルは「農業など敏感な分野での譲歩を含む合意をアメリカと結ぶ場合、十分な議員の賛同を得るのが難しくなるかもしれない」などと報じている。一方ロイター通信は参政党について「日本人ファーストの政党が厳しい移民政策を掲げて選挙で台頭」と見出しをつけ、「神谷代表が『トランプ大統領の大胆な政治スタイルからインスピレーションを受けた』と述べた」と伝えている。
参院選結果を受け、街の人からは「今の生活が大変というのが形に表れた。自民党に任せておく時代ではない」などの声があがっていた。石破首相続投意向については「政策のしかた変えてくれたら続けてもいい」「考え直してほしい」などの街の声。
参院選の結果、政治はどう動くのか。投票率が58.51%と前回より上昇する中で過半数割れとなった与党。中田さんは要因について「あがった投票率分が野党に流れて、もともとの自民党支持者も離れて国民・参政に流れた票もある」とコメント。また石破総理続投表明については党内から責任を問う声が出て総選挙になる可能性はあるのか。中田さんは「直近の選挙で3連敗。責任を問う声は必ず出ると思う。総選挙になるかは言えない」などとコメント。野党については「方針守らなきゃなので、すぐ連立にはならないと思う」などとコメント。
躍進した参政党。支持者に話を聞くと「日本人ファーストが刺さっている」などと話していて、参政党を知ったきっかけとして多くの人があげたのがSNSとYouTubeだった。参政党は、各地の地方議会議員がSNSで情報発信していた。参政党が国政政党となった2022年末時点では、所属地方議員は12人だった。(地方公共団体の議会の議員及び長の所属党派別人員調等より)その後議席をのばし、今回の参院選では公示日時点で公認候補、所属議員あわせて210人に。そのうち9割以上がSNSで参政党に関する投稿拡散。さらに一般の人による拡散も。その中にはフォロワー10万人以上の配信者も。政治に関する動画を配信している佐川さんは、この日TikTokで演説の様子を2時間生配信していて、視聴者は一時1500人超。佐川さんは「急上昇している参政党に目をつけた」などと話した。さらに切り抜き動画も増え、参政党関連動画の再生回数は今月だけで1億5500万回。専門家は「政治に興味がなかった層がかなり入ってきた可能性が高い」などと指摘。
参政党躍進の要因は?中田さんは「参政党は地方議員が全国自治体にいて、足腰がある。神谷さんの若さも期待できる要因。日本人ファーストは自民党保守にも通ずるものがあり、流れたのでは」などとコメント。また参政党への抗議の声について中田さんは「国会議員として責任ある対応が求められる」などとコメント。
国民玉木代表に話を聞く。石破首相続投意向については「驚いたのは総理が続投するにしても執行部も誰も変わらないこと。衆議院から負けていて3期連続赤字みたいなものなのに。今の体制でいくにしたってどういうビジョンで打開していくのか。自民党内も党外・国民も納得しないのでは」「本当にこのままいくのかどうか冷静に見定めたい」などとコメント。石破政権との向き合い方を玉木代表に尋ねると、「約束を事実上反故にされるなど、信頼関係が失われている。説明・実現がない限り、石破政権と協力するつもりはない」などと答えた。内閣不信任案の扱いについては、「まずは立憲の考え聞いてみたい」「あらゆる手段で政策実現図っていく選択肢も常に用意しておきたい」などとコメント。その石破首相は会見で「野党の皆様とも議論通じて一致点を見出したい」などと話し、政策ごとに野党との合意形成図る考え強調。一方で「連立の枠組み拡大の考えは持っていない」とも石破首相は話した。立憲の大串代表代行は「私達だけで自公と連携していくことはない」などとコメントし、大連立否定。また野田代表は内閣不信任案の扱いについて「野党と議論していきたい」などとコメント。維新の岩谷幹事長は「与党であれ野党であれ協力して、政策ベースで一致するところは進めていく」などとコメント。参政党神谷代表は「党の形固めることが最優先。他党との交渉などは二の次」などとコメント。
野党との合意形成について中田さんは「これまでより野党はより強気に、与党はより丁重に出てくるのかどうか」などとコメント。また中田さんは「少数与党だから政治が停滞します、では困る。国民のために成果をだすことが与野党共に求められる」などともコメント。
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きょうは東日本内陸部中心に大気の状態非常に不安定に。群馬県、長野県、福島県には記録的短時間大雨情報が発表。関東甲信・東海・東北南部などではこのあとしばらくは雷伴う激しい雨が降り、局地的な大雨の恐れ。土砂災害などに警戒、落雷などに注意。
きょうは海の日。葛西海浜公園では暑い中多くの人が海水浴を楽しんでいた。また多くの人が熱中症対策を気にかけていて、扇風機を持参している人も。「海が温かくてそんなに涼しくないから見て楽しむ」という人もいた。各地で海の日にちなんだ催しも。松江では海上綱引きの大会が開催。静岡ではサザエ狩りが開催。滋賀では子どもたちがカブトムシに夢中だった。あすも猛暑日予想。
赤澤経済再生相は、アメリカとの関税措置をめぐり閣僚交渉のためワシントンへ。赤澤経済再生相は「真摯かつ誠実な協議を精力的に続けていきたい」などとコメント。ラトニック商務長官とあす未明以降に会談調整。ベッセント財務長官などとも会談行いたいとしている。トランプ大統領が日本からの輸入品に25%関税課すとしている期日迫るなか、双方の利益となる合意実現にむけ交渉進展させたい考え。
気象情報を伝えた。
ブルワーズ戦、大谷翔平は去年6月以来の2番・指名打者で出場。第2打席で2試合連続となる34号ツーランホームランを放ったが、ドジャースは守りが乱れ逆転され3連敗となっている。ブルワーズ6-5ドジャース。