石破内閣の発足を受けてNNNと読売新聞が行った緊急の世論調査で、石破内閣の支持率が51%だった。2006年以降の歴代内閣の発足した時の支持率と比べてみると、岸田内閣よりも下、麻生内閣よりは上でワースト2位。支持しない理由は「自民党中心の政権だから」がトップで、「政策に期待できない」、「総理が信頼できない」と続く。更に、内閣や自民党役員の人事について聞いたところ、「評価しない」と答えた人が、「評価する」と答えた人を上回る結果となった。自民党のベテラン議員からは「裏金問題が根強く影響している」という声が聞かれた。次の衆議院選挙のあと、自民党中心の政権の継続か、野党中心の政権に交代かどちらを望むかと聞いたところ、自民党中心が53%、野党中心が29%で、前回、9月の調査よりも5ポイント上がって野党中心は7ポイント下がった。ただ、裏金議員が公認されるとなると選挙の資金面でも党から全面的な支援を受けることができるので、候補者にとっては死活問題となる。石破総理は基本的に公認をする方向で進んでいる。ただ、自民党の党員党友への調査でも裏金議員を公認すべきではないと答えた人がおよそ半数に上ったということもあり、公認する条件として「裏金問題について説明を尽くす」とする書面の提出を求める。また、公認しても比例代表との重複立候補は認めないなどハンデを付ける案というのが浮上して調整が進められている。ただ、旧安倍派の議員からは「とんでもないことだ」「深刻な党内分断を生むだろう」などと反発の声が上がっている。