第50回衆議院選挙がきょう公示され、27日の投開票に向けて選挙戦がスタートした。与野党各党の党首らは街頭に立ち、政治の信頼回復に向けた取り組みを強調するなど、有権者に支持を訴えた。石破総理大臣は演説で、新たな経済対策の裏付けとなる補正予算について、昨年度の13兆円を上回る規模とする考えを表明するなど、物価高への対応を含む経済対策も注目ポイントの1つで、各党の打ち出しが活発化している。このほか子育て支援をはじめとした社会保障政策、外交、安全保障政策のあり方なども選挙戦の争点となる。過半数の233議席を自民党が単独か、公明党を合わせた与党で確保できるのかが焦点となる。野党は政権交代を訴え、与党を過半数割れに追い込むことを目標に掲げているが、前回の衆院選で実現した選挙協力が進まず、一本化ができないまま野党各党の候補者が乱立している状況。