兵庫県知事選挙はきのう投票が行われ、失職して臨んだ前知事の斎藤元彦氏が前兵庫県尼崎市長の稲村和美氏らを抑え、2回目の当選を果たした。昨夜、斎藤氏の選挙事務所の前には大勢の人が待ち構えていた。斎藤氏は47歳。総務省の理事官や大阪府の財政課長などを経て、3年前の知事選挙に自民党と日本維新の会の推薦を受けて立候補し、初当選した。その後、パワハラの疑いなどで告発された問題で、ことし9月、県議会から不信任を議決され失職して今回の選挙に臨んだ。選挙戦では、県の行財政改革を進めてきた実績を強調し、若者への投資や物価高対策などの継続を訴えた。また、SNSでの発信にも力を入れた。投票率は55.65%で、前回3年前の選挙に比べて14.55ポイント高くなった。