自民党はことしの運動方針案をまとめ派閥の政治資金パーティーを巡る問題を受けて信頼回復のため新たに令和版政治改革大綱を策定するなどとしている。運動方針案では派閥の政治資金パーティーを巡る問題などを受けて去年の衆議院選挙で示された国民の厳しい審判を肝に銘じ政治は国民のものという立党の精神に立ち返る必要があるとしている。そして信頼回復のためリクルート事件のあと1989年に定めた政治改革大綱のこれまでの対応状況も検証し国民目線に立って新たに令和版政治改革大綱を策定するとしている。また、ことしは12年に1度、参議院選挙と東京都議会議員選挙が実施される政治決戦の年だと位置づけたうえで党の勢力を結集して臨むとしているほか、若い世代や無党派層への発信のためSNSの活用を強化するとしている。さらに連合など労働組合との交流も進めるのに加えことし11月に立党70年を迎えることから党是の憲法改正の早期実現を掲げるなどしている。自民党は来月の党大会で正式に運動方針として決定することにしている。