年金改革関連法案をめぐっては与党側は立憲民主党の主張する厚生年金の積立金を活用した「基礎年金の底上げ」措置を盛り込んだ修正を大筋で受け入れた。基礎年金の底上げはもともとの政府案にも盛り込まれていた内容だが、代わりに厚生年金の給付水準が一時的に下がる可能性が指摘されていた。このため自民党内から「夏の参議院選挙を前に年金受給者の不利益となる内容は受け入れられない」との意見が出て、政府与党が削除したが立憲側が必要性を主張し復活に向け協議されてきたもの。3党はきょう党首会談を開き、正式に合意することを目指している。正式に合意すれば年金改革関連法案はこの国会で成立する見通し。