自民党内で唯一、派閥として活動を続けている麻生派の研修会。麻生最高顧問は総裁選の実施を求める考えを明らかにした。総理大臣経験者の麻生氏の意向。派閥内だけでなく党内に影響を与える可能性もある。一方、これに先立ち、麻生派からも賛否の声が分かれた。鈴木宗男参院議員は「必要ない。足を引っ張るようなやり方はいけない」。鈴木貴子元外務副大臣は「組織の長としての責任の取り方を明確に打ち出していただきたい」と述べた。一方、全国47の都道府県連ではきのうまでに8つが実施を求める方針を機関決定。もしくは実施を求める方向で意見集約をすすめている。実施を求めない方針を決定しているのはひとつ。さらに北海道連が総裁選の実施を求める方針を決定。解党的な出直しによって党の新しい姿を有権者に示す必要があるとしている。自民党では来週8日に実施を求める国会議員の書面の提出が行われ、即日、都道府県連の代表者を含めた結果が公表される。