公明党は今日緊急常任役員会を開き、連立継続の是非を含め協議が行われた。公明党が連立を離脱する可能性はある。政治ジャーナリスト田崎史郎は、「自民党と公明党は利害で結びついていたが今回は少し違う、連立で政権参加していることでメリットもあるがデメリットもある、政治と金の問題で自民党が批判されているが公明党はなぜ協力するんだともっと強い批判がある、連立を組んで国土交通省のポストを持っているメリットと批判を受けるデメリットを秤にかけた時に今の時点ではデメリットの方が大きいとの判断に傾いて来ている」と話した。昨日国民民主党の榛葉幹事長が自民党麻生氏の事務所を訪問し、20分間ほど会談、今後の連携について水面下で調整を行ったとみられる。総裁選前の今月3日にも榛葉氏が麻生氏の事務所を訪れており、記者からの質問に漫画借りに行ったんだよと答えていた。田崎史郎は、「国民民主党に連立入りするメリットはあるのか、国民民主党が今狙っているのは立憲民主党に代わる野党第一党になろうとしている、そのため候補者擁立しようとして全国を駆け巡っている、過半数維持には公明党が必要で2012年に自民党が政権復帰して以降公明党にはかなり気を使ってきたが高市氏の体制は公明党への気遣いを全くしていない」と話した。日本維新の会については、公明党と自民党の関係が決まらないと動けないと話した。自民党の執行部人事や閣僚人事については、「麻生氏の協力のおかげで政権が誕生したので気を使ったというのはある、閣僚人事でサプライズはあるかもしれないが現在のところ勝ち組しか使っていないので論功行賞人事になっている、小泉氏を重要閣僚に起用するかは微妙」だと話した。公明党は首相指名で高市氏の名前を書かない可能性が出てきているのでそうなると少数与党政権でスタートすることとなり政権基盤が弱くなる。