大分県臼杵市で取り組んでいるのは地域での連携。認知症の適切なケアや治療に欠かせないのが、症状の変化を見逃さないこと。本人や家族、担当医だけでは変化に気づけないこともある。そこで、医療関係者の他、介護・福祉・行政などが連携して、患者を多面的・継続的にみることで症状や暮らしの変化など情報を共有するとういう取り組み。この日は9つの職種の専門家が集い認知症の疑いがある患者について今後の対応を検討した。呼吸器疾患で入院中の80代男性、1週間前から夕方になると興奮状態となり薬を拒むようになった。医師・薬剤師・地域支援推進員などが意見を出し合う。この日は薬の調整と家族への聞き取りをすることが決まった。