シャンプーのTHE ANSWERは美しい髪に必要な五大成分を配合したとことん効果にこだわった。シャンプーが低迷していた花王だが、このTHE ANSWERは発売2年を待たずに累計800万本の大人に。そのヒットの秘密はスクラム型商品開発。THE ANSWERの定例会議では販売の担当から研究者、マーケティングからデザイナーまで関係する部署の人材が一堂に介し、スクラムを組んで商品開発をする。以前の花王はマトリクス型という商品開発で、各部門それぞれで承認が必要で調整に時間がかかっていた。スクラム型は商品ごとに各部門が集まり方向性を共有してすすめていく。THE ANSWERのチームは美しい髪を実感できるシャンプーをコンセプトにした。そこで研究部門では美しい髪に必要な成分を分だんに配合するために水と油の層が重なり合うラメラ構造を提案した。長谷部は以前は部門同士で喧嘩もあり、商品が売れないとマーケティングが悪い、技術が悪いから売れないとなりがちになるという。しかし今回のスクラムでは問答無用になると答えた。またこの方式では短い時間で商品開発ができるので、他のチームでまた戦うことになると経験値がどんどんあがっていくと答えた。しかしデメリットもあり、行き過ぎて失敗してしまうこともあるがこれを許容しないといけないと答えた。
