先日、山梨・富士吉田市のの小中学校計11校で給食のビワを食べた児童・生徒計126人にアレルギー反応が出たことについて専門家は花粉症の関係を指摘している。花粉症は花粉に免疫が反応、アレルギー症状を起こす。特定の果物や野菜などに花粉に似たようなタンパク質が含まれていて、それらを花粉と勘違いしアレルギー症状を起こすことがある。症状はのどのイガイガ・口の中のかゆみなど、までに呼吸困難やアナフィラキシー症状も。花粉が多い時期に症状が出やすい。関東地方では今月くらいまでハンノキが多く、アレルギー反応がでる可能性の果物・野菜はビワ・リンゴ・ニンジンなど。イネ科はトマト・メロン・キウイフルーツなど。花粉症は2人に1人と言われているが、花粉食物アレルギー症候群は誰にでも起こるのかについて、花粉症の人のうち約10～20％がなる可能性があり、花粉症歴の長い人ほど起こりやすいといわれている。食べ物でかゆいなどの症状が出た場合は花粉食物アレルギー症候群の可能性がある。どの花粉にアレルギー反応があるのかは血液検査で知ることができ、その上で花粉食物アレルギー症候群を起こす可能性がある食べ物と照らし合わせ可能性を考えておくことが大切。治療については、口の中のかゆみなどは数時間で治まるが、症状が重い場合は医療機関へ。花粉症の抗アレルギー薬の効果は未知数。予防は原因となる食べ物は食べない・症状が出る花粉のピークを避ける、量を減らす、また加熱も有効。