芸西村特産の黒砂糖は一般的なものより白っぽいのが特徴で江戸時代から受け継がれる技法で主に地元で取れるサトウキビを使って作られる。製糖は丸1日かかるため作業は夜明け前に始まり組合の人たちが前の日に収穫されたおよそ800キロのサトウキビを絞り汁を煮詰めたあと型に流し入れて固めていく。戦後まもないころ村には製糖所が15軒ほどあったということだが今は村が整備した作業施設伝承館だけになった。また近年はサトウキビの生産者も減りことしは例年よりも1割ほど出荷量が少なくなりそうだという。伝承館では来年1月初旬まで黒砂糖作りが続けられ伝統を受け継ぐ特産品は村内の直売所などで販売されることになっている。