ある調査では東京都の通塾率は小学6年生は6割、中学3年生は7割となっている。塾に入るのが当たり前になる一方で学習塾経営について植田塾植田一幸塾長は「少子化もあり塾も多様化しているので生徒・先生を集めるのが大変。大手の強みの広告費は個人塾と比べ物にならないくらい差がある」とした。今年上半期の学習塾の倒産件数は37件で過去最多ペース、経産省によると2010年中盤6万件超えのピークとなったがその後5万件台に減少している。ことし1月受験シーズン直前に大手予備校ニチガクが突然閉鎖、最終的に約1億7100万円の負債で倒産した。学習塾の倒産が相次ぐことについて教育評論家石田勝紀さんは「入試形態が変わり今まで重視されていなかった思考力・考える力・探究力が重視されるようになり新しい教え方をしていかなければならない。」入試問題の傾向の変化がありカリキュラムの多様化が進んでいるが慢性的に講師の数が不足、人材確保が難しいことが多く受講生を受け入れられないケースが増えているという。厳しい状況の中こどもたちの学びを守るため学習塾の形も変化している。