きのうの都議会最終日、小池都知事は「バージョンアップさせた東京大改革3.0を進めていく。その覚悟を持って7月の東京都知事選挙への出馬を決意いたしました」と都知事選出馬を表明した。小池氏の支援を表明しているのは都民ファーストの会、公明党。自民党に関しては10日に小池氏の出馬を前提に支援する方針を確認していた。これは「不戦敗」を回避したい狙いがあるのではないかとみられている。都議会自民党・菅野幹事長は「(小池氏に出馬を)決めていただいたということなので、我々もこれからどういう形で協力できるかを早急に決めないと。マイナスにならないようにしたい」としている。
小池百合子都知事と自民党の関係を見ていく。2016年の都知事選では自民党都連を「ブラックボックス」と批判するなど両者は激しく対立していた。2020年の都知事選では自民党が実質支援するなど関係が修復された。次点に280万票以上差をつけ圧勝。去年12月、江東区長選挙の際は小池氏が擁立を主導した新人を自民党が推薦し当選。1月の八王子市長選挙の際は、自民党推薦の新人を小池氏が応援し当選。4月、衆議院東京15区補選で小池氏が支援した乙武氏を自民党が推薦の方針を示したが、結果推薦を見送り落選。自民党公認・推薦候補の結果を見ていくと、4月の目黒区長選挙、先月の都議補選(目黒区)、2日の港区長選挙はそれぞれ落選している。小池氏周辺からは「自民党の支援はありがた迷惑というかシンプルに迷惑」との声が出ている。
小池氏は自民党から推薦を受けない形で支援を受ける方法を模索していて、少しでも政党色を薄めたいとのこと。確認団体というものを作っていて、そこを通じて各政党の支援を受ける形になりそうだという。確認団体とは、選挙運動期間中に一定の政治活動をすることが認められる政治団体。共同通信は、小池氏側が確認団体として届け出る政治団体「東京をもっと!よくする会」を設立したと報じている。都知事選が実施されるのは7月7日。同じ日には投開票される都内の8選挙区の都議補選がある。共同通信によると、自民党は8選挙区すべてに公認候補を擁立するという。角谷氏は「小池氏側は政治とカネの問題で逆風に晒されている自民党に支援されるのを迷惑だと思っている。自民側は衆議院選挙までに小池氏の力を借りて力を蓄えたいなどの思惑がある」などと述べた。スタジオでは「ステルス支援などと言わず関係をハッキリさせた方が良い。有権者向きではなく自分たちの都合の良いようにしている風にも見えてしまう」などのコメントがあがった。
立憲民主党・蓮舫参議院議員はきのう会見を開き、改めて「挑戦者」という立場を強調した上で、「都民のために無所属の形を選んだ。党派を超えてご支援をいただきたい」と話し、きのう立憲民主党に離党届を提出している。これは18日に受理される見通し。蓮舫氏の支援を表明しているのは立憲民主党、共産党、社民党。共産党に関しては「党を挙げての全面協力」と言っている。先月29日に共産党・田村智子委員長は「蓮舫さんを全力で応援します。都政を変え国政を大きく転換する流れを東京から全国へと広げていきたい」と話した。4月の衆議院補選の東京15区では、立憲民主党の新人・酒井菜摘氏を共産党が支援し当選。小池氏と国民民主党が支援した乙武洋匡氏は落選。一方で、ある立憲民主党のベテラン議員は「共産幹部と一緒に選挙カーに上がらせない」とし、政党色を消す戦略を取ろうとしている。
立憲民主党と国民民主党の支持母体の「連合」の東京都の組織である「連合東京」は、組合員数が去年1月時点で125万人いる。2020年の都知事選の際、小池氏は得票数約366万票。連合東京の125万人は、小池氏の得票数の3分の1に相当する。前回の都知事選で「連合東京」は小池氏を支持。連合・芳野友子会長は、蓮舫氏について「連合は共産党とは考え方が全く違う。そこの考え方を再度立憲民主党に申し上げることになる。共産党と連携していくことは非常に難しい」と述べた。小池氏については「全体的に連合東京の政策に理解を頂き評価できる。関係性も良いのではないか」、都知事選への対応について「連合東京の判断になる。連合東京の考え方を尊重したい」と話している。角谷氏は「堂々とした選挙をしないと政策の議論よりどこが応援してるから良い悪いの議論になり、選挙の性格が歪められる恐れがある。そうなると非常にもったいない」などと述べた。
小池百合子都知事と自民党の関係を見ていく。2016年の都知事選では自民党都連を「ブラックボックス」と批判するなど両者は激しく対立していた。2020年の都知事選では自民党が実質支援するなど関係が修復された。次点に280万票以上差をつけ圧勝。去年12月、江東区長選挙の際は小池氏が擁立を主導した新人を自民党が推薦し当選。1月の八王子市長選挙の際は、自民党推薦の新人を小池氏が応援し当選。4月、衆議院東京15区補選で小池氏が支援した乙武氏を自民党が推薦の方針を示したが、結果推薦を見送り落選。自民党公認・推薦候補の結果を見ていくと、4月の目黒区長選挙、先月の都議補選(目黒区)、2日の港区長選挙はそれぞれ落選している。小池氏周辺からは「自民党の支援はありがた迷惑というかシンプルに迷惑」との声が出ている。
小池氏は自民党から推薦を受けない形で支援を受ける方法を模索していて、少しでも政党色を薄めたいとのこと。確認団体というものを作っていて、そこを通じて各政党の支援を受ける形になりそうだという。確認団体とは、選挙運動期間中に一定の政治活動をすることが認められる政治団体。共同通信は、小池氏側が確認団体として届け出る政治団体「東京をもっと!よくする会」を設立したと報じている。都知事選が実施されるのは7月7日。同じ日には投開票される都内の8選挙区の都議補選がある。共同通信によると、自民党は8選挙区すべてに公認候補を擁立するという。角谷氏は「小池氏側は政治とカネの問題で逆風に晒されている自民党に支援されるのを迷惑だと思っている。自民側は衆議院選挙までに小池氏の力を借りて力を蓄えたいなどの思惑がある」などと述べた。スタジオでは「ステルス支援などと言わず関係をハッキリさせた方が良い。有権者向きではなく自分たちの都合の良いようにしている風にも見えてしまう」などのコメントがあがった。
立憲民主党・蓮舫参議院議員はきのう会見を開き、改めて「挑戦者」という立場を強調した上で、「都民のために無所属の形を選んだ。党派を超えてご支援をいただきたい」と話し、きのう立憲民主党に離党届を提出している。これは18日に受理される見通し。蓮舫氏の支援を表明しているのは立憲民主党、共産党、社民党。共産党に関しては「党を挙げての全面協力」と言っている。先月29日に共産党・田村智子委員長は「蓮舫さんを全力で応援します。都政を変え国政を大きく転換する流れを東京から全国へと広げていきたい」と話した。4月の衆議院補選の東京15区では、立憲民主党の新人・酒井菜摘氏を共産党が支援し当選。小池氏と国民民主党が支援した乙武洋匡氏は落選。一方で、ある立憲民主党のベテラン議員は「共産幹部と一緒に選挙カーに上がらせない」とし、政党色を消す戦略を取ろうとしている。
立憲民主党と国民民主党の支持母体の「連合」の東京都の組織である「連合東京」は、組合員数が去年1月時点で125万人いる。2020年の都知事選の際、小池氏は得票数約366万票。連合東京の125万人は、小池氏の得票数の3分の1に相当する。前回の都知事選で「連合東京」は小池氏を支持。連合・芳野友子会長は、蓮舫氏について「連合は共産党とは考え方が全く違う。そこの考え方を再度立憲民主党に申し上げることになる。共産党と連携していくことは非常に難しい」と述べた。小池氏については「全体的に連合東京の政策に理解を頂き評価できる。関係性も良いのではないか」、都知事選への対応について「連合東京の判断になる。連合東京の考え方を尊重したい」と話している。角谷氏は「堂々とした選挙をしないと政策の議論よりどこが応援してるから良い悪いの議論になり、選挙の性格が歪められる恐れがある。そうなると非常にもったいない」などと述べた。