姫路城の改修工事を統括する田路拓也氏が與那城奨らを入り口から案内し、菱の門に隠された扉から石を落として撃退するなど防御策を説明した。当時、84もの城門が敵の行く手を阻んだといい、21の門が現存している。漆喰が塗られた白亜の壁は耐火性があり、水の侵入も防ぐ。天守閣は木造建築の耐久性も然ることながら、昭和、平成における大改修により、威容を今に残している。大天守は全長25mの2本の巨大な柱で支えられ、うち1本の東大柱は築城当時の木が使われている。3人は「ロの渡櫓」の2階に入る機会に恵まれた。見張り、攻撃のために使われ、400年前の建築が残っている。