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「葛飾北斎 冨嶽三十六景」 のテレビ露出情報

太田記念美術館では葛飾北斎の冨嶽三十六景が一堂に会する企画展が行われている。全46枚の作品が展示されていて、うち10枚は新しく追加されたものだという。その中の1枚である「諸人登山」は富士山に登る人を描いた作品。当時江戸では富士山信仰が大流行しており、そこに目をつけた西村屋与八は富士山信仰と北斎の画力をかけ合わせて冨嶽三十六景を生み出した。また冨嶽三十六景には「ベロ藍」と呼ばれる化学顔料が使用され、これにより深い青やグラデーションが表現できるようになったという。当初冨嶽三十六景は全て藍色のみで刷られる予定だったとのこと。
「凱風快晴」と「山下白雨」は富士山を同じ構図で描いた作品。凱風快晴が快晴の富士山を描いているのに対し、山下白雨では曇天の富士山が描かれている。「逆さ富士」を描いた「甲州三坂水面」では実際の富士山と湖に写る富士山が異なって描かれている。実際の富士山が夏の富士山で湖に写る富士山が冬の富士山となっており、北斎の遊び心が見て取れるという。また最後の10枚は富士山ではなく人々の暮らしが主役となっている。

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