アメリカ国防総省は10日、ヘグセス国防長官と中国の董軍国防相が電話会談を行ったと発表した。米中国防相による対話は、第2次トランプ政権の発足後始めてで、今後も協議を続けることで一致したという。ヘグセス国防長官は、中国との紛争を望んでおらず、体制転換や締付けも追求していないと伝えたという。董軍国防相は、開放的な姿勢を維持し、安定的な関係をつくるべきだと指摘したと報じられている。アメリカ国務省によると、ルビオ国務長官と王毅外相も10日に電話会談し、米中間の問題や国際情勢について意見交換したという。トランプ政権の関税措置などをめぐり米中が対立する中、双方が対話を重視する姿勢を示したかたち。