11月15日、101歳で亡くなられた百合子さま。本葬にあたる「斂葬(れんそう)の儀」が行われた。午前9時ごろ、ご遺体を載せた車が長年住み慣れた三笠宮邸を出発。午前9時半過ぎ、都内の墓地に到着。「斂葬の儀」のうち、告別式にあたる「葬場の儀」には、秋篠宮ご夫妻など皇族方が参列された。外には一般拝礼に並ぶ人の長い列も。午前10時過ぎに始まった「葬場の儀」。両陛下や上皇ご夫妻は、皇室の慣例で、参列せずに使いを送られた。喪主の彬子さまが、玉ぐしを捧げられたのに続き、秋篠宮ご夫妻がご拝礼。続いて、愛子さまも棺に深く拝礼され、佳子さまや悠仁さまも順に拝礼された。拝礼を終えた愛子さまは、厳粛な表情で再び祭壇に一礼したあと、車に乗り込まれた。百合子さまの孫にあたる彬子さまは時折、ハンカチで涙をぬぐい、別れを惜しまれた。午後、祭壇に飾られたのは、百合子さまの遺影。1日で900人以上が拝礼に訪れたという。