名古屋市中心部で不発弾の撤去作業が行われ正午前に不発弾から信管が取り除かれた。これに伴って運休となっていた地下鉄の運転などが再開されたほか、周辺の立ち入り規制も解除された。ことし10月、名古屋市東区葵一丁目の建物の解体現場で重さ250キロの米国製の不発弾が見つかり、きょう午前10時から自衛隊による撤去作業が行われた。現場周辺は半径およそ300メートルの警戒区域が設けられ、車の通行が規制されたほか、3700人余りの住民に区域外への移動や避難が求められた。また地下鉄が午前9時半以降、一部区間で運休となったほか道路も一部で通行止めとなった。そして正午前、不発弾の信管が2本とも自衛隊によって取り除かれ、クレーンで自衛隊の車両に移された。地下鉄も午後0時半ごろに運転が再開され、周辺の立ち入り規制なども解除された。対策本部によると大きな混乱などはなかったということ。