熊本県菊陽町にTSMCの日本国内で初となる工場が完成した。おとといの開所式にはTSMCのマーク・リュウ会長や蒲島郁夫熊本県知事、斎藤健経産相などが出席し岸田総理もビデオメッセージを送った。第1工場の敷地面積は東京ドーム4個分の広さだという。街にある無人駅は混み合いバス乗り場にも行列が出来ていた。また工場周辺の道路は渋滞していた。元々は広大な畑が広がっていた菊陽町だが農家からは複雑な声が聞かれた。ニンジン農家は別の場所で土地が見つからないという。また道路拡張などで畑が減ってしまうという不安の声もある。他にも家賃が上がり他の町に引っ越す人もいるという。土地の値段は2.5倍以上に高騰し菊陽町の家賃は熊本市より高い。