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「蓮池遊魚図」 のテレビ露出情報

今回は皇居周辺を巡るプランを紹介。皇居三の丸尚蔵館では藤原定家の《更級日記》や伊藤若冲の《動植綵絵》などが公開されてきたが、先月新しく展示の内容が変わっている。北の丸公園の入り口・田安門は江戸城建築遺構でも最も古く重要文化財に指定されているが、高麗門と櫓門の2つの門を合わせた物となっていて、2つの門を四角い空間に配置したことで敵が直進できないように作られている。日本武道館を進んで中心部へと向かうと東京管区気象台の北の丸公園露場が設置され、ここで東京の気象を観測している。北の丸公園は川や滝も楽しめるスポットとなっている。
皇居三の丸尚蔵館へ狩野永徳の《唐獅子図屏風》は国宝として知られるが、元々は屏風ではなく御殿の一番偉い人が座っていた場所を飾る障壁画だったとされ、豊臣秀吉のために書かれたと考えられているものの今も具体的な内容は判明していない。その一方で、秀吉が毛利家の岡山にある高松城を水攻めにする際に信長が殺されると和睦の際に秀吉が送ったものとする言い伝えがあり、明治時代に毛利家が皇室に献上したとみられている。伊藤若冲の《動植綵絵》は30幅で構成される国宝となっているが、先月から新たに「芙蓉双鶏図」「蓮池遊魚図」「諸魚図」「老松白鳳図」の4幅に展示作品が変わっている。「老松白鳳図」は絹の背後にも色を塗ることで透明感を引き出す技法があり、「諸魚図」は若冲が青物問屋を経験していた頃の影響があると見られる。動植綵絵を寺に奉納した若冲は墓を建てていて、最後の作品になるとの思いがあったものとみられる。公開は6月23日までの予定となっていて、観覧には公式ホームページから予約を行う必要がある。

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