1本松がのびた作品は2011年の88歳の藤城さんは東日本大震災の被災地を巡った。藤城は防護服に身を包んでスケッチを描き続けた。そして、被災後の福島を描いた作品では大地で地平線には歪んだ鉄塔が。大地に広がるのは一面のすすきの野原。目を見張るのはその描写。葉の一枚一枚を白い穂の一つ一つを一心に切り出して描きたくましいまでの自然の営みを生み出している。コンクリートが置き去りにされ巨大な建物の上にはぼうしのこびとが笛を吹いている。このとき思いがけないものを発見したがサケが遡上しているのみて感動したという。翌年に作り上げたのは震災復興の願いをこめた魔法の森に燃える再生の炎。
住所: 栃木県那須郡那須町湯本203
URL: http://www.fujishiro-seiji-museum.jp/
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