パリオリンピックレスリング藤波朱理が金メダル。試合に負け涙をぬぐう女の子の夢はオリンピックで金メダル。レジェンド吉田沙保里の連勝記録を塗り替えた新たな霊長類最強レスラー。決勝戦では世界ランク1位、エクアドル、L.ジェペスグスマンと対戦。前半、藤波6−0ジェペスグスマン。藤波朱理ははじめから強かったわけではない。藤波朱理は4歳からレスリングを始めた。初めて出場した全国大会では負けて悔し涙を流していた。。母・千夏さんは「(幼い頃は)ずっと負けてました」などと話した。強くなりたいという思いから、国体で優勝経験のある父・俊一さんとの親子二人三脚が始まった。練習に明け暮れた藤波朱理は去年、吉田沙保里が持つ連勝記録119を塗り替えた。藤波朱理は友人の前では負けることへの怖さを語っていた。去年3月、練習中に左ひじをケガ。手術を余儀なくされる試練もあった。そうした壁を乗り越え、連勝記録を136まで伸ばし、オリンピック決勝に挑んだ。父・俊一さんがセコンドで見守る中、連勝記録を137に伸ばし親子二人三脚で金メダルを掴んだ。藤波は「けがも今の瞬間を輝かせてくれるための経験だったんだなと今はすごく思います」などと話した。