日本時間きょう未明から行われたパリ五輪サッカー女子予選リーググループC初戦。相手は世界ランク1位のスペイン。2023年W杯は日本4−0スペインとなっている。前半10分、田中美南が倒されフリーキックのチャンス。強烈なシュートで先制弾を決めたのは20歳のストライカー・藤野あおば。しかし、その後スペインの猛攻が始まり前半21分、去年女子の世界年間最優秀選手・スペイン代表・アイタナ・ボンマティ選手がシュートを決め同点に。前半27分、スペインの強烈はシュートが宮澤ひなたの顔にヒット。試合は一時中断。後半29分、スペイン・代表・マリオナ・カルデンテイ選手のシュートが決まり逆転を許した。後半44分、反撃のチャンスを作れず日本1−2スペインで試合が終わった。世界王者に立ち向かいゴールネットを揺らした20歳のストライカー・藤野あおば。藤野は日本サッカー界の新たな記録を作って来た選手だった。2023年女子W杯では日本人最年少ゴール。今年2月、パリ五輪出場がかかったアジア最終予選でもゴールを決めチームを夢の舞台へと導いた。スペイン戦で先制点となったフリーキック直前、どのような会話があったのか。試合後、藤野あおばは「蹴りたい意思はあった」と話し先輩である長谷川唯のトライしてという一言で覚悟を決めたことを明かした。課題を修正して新しい形でトライしたいと語った20歳のストライカー。次は中2日で強豪ブラジルとの第2戦に臨む。