中国の江蘇省・蘇州市内の施設で起業家同士のビジネス交流会が開かれていた。自らの事業を売り込む司徒慧賢さんは大学卒業後、製紙会社に就職し3年前に独立。今はNFC(近距離無線通信)を活用したゲームの製作や海外のイベント事業など多用なプロジェクトを並行して進めている。社員はゼロ。司徒さん1人の会社だというが、部下として複数のAIエージェントに別々の役割を与えて仕事を効率化している。運営コストの引き下げなどが実り、年収は100万元(2300万円超)に達する。OPC(One Person Company)はアメリカではシリコンバレーを中心に民間のベンチャーキャピタル主導で進化。中国ではAI産業の発展を目的に去年から政府主導で推進し、「トークン」補助などの支援を打ち出している。司徒さんは施設内の簡易式のコンテナに滞在。2時間ほどで完成する可動式の空間で、開きたいイベントがあれば空間を自由に作り変えることができる。中国のOPCは1~3カ月程度で転々と活動拠点を移し、常に交流や発信の機会を求めている。OPCコミュニティー向けサービスは住居やオフィスとしての機能のほか、店舗や展示スペースとしての活用も可能。OPC向け事業を展開する「四百盒子社区」の会員数は約15万人だが、今後20~30代が増える見込み。
