岩手県陸前高田市に住む元小学校校長の佐々木善仁さんは、引きこもりの親や当事者の悩みに向き合い続けてきた。佐々木さんの息子は、引きこもりだった。佐々木さんは東日本大震災で、妻と息子を亡くした。佐々木さんは、ひきこもりの人たちが居場所となる施設「虹っ子の家」を設立した。
2月、盛岡市で引きこもりの親たちの集会が行われ、佐々木善仁さんが参加した。7月下旬、虹っ子の家がオープンした。虹っ子の家に自殺未遂を繰り返している男性が訪問し、佐々木さんと話した。8月下旬、虹っ子の家を訪問した女性の相談に佐々木さんがアドバイスした。佐々木さんは、虹っ子の家を1人で運営している。