大きく変わった小選挙区の区割りについて。今回の衆議院選挙で全国の小選挙区の数は、前回3年前の選挙と同じ289だが、いずれも過去最多となる25都道府県の140選挙区で区割りが変更されている。区割りの変更は、2020年の国勢調査をもとに、いわゆる1票の格差を是正するために行われた。小選挙区の数は10増10減。5つの都県で10増えたのに対し、10県で10減った。数が増えた都県のうち東京は前回よりも5つ増えて30選挙区に、神奈川も2つ増えて20選挙区になった。埼玉、千葉、愛知もそれぞれ1つ増えた。一方、宮城、福島、新潟、滋賀、和歌山、岡山、広島、山口、愛媛、長崎では1つずつ減った。また10増10減となった15の都県に加えて、北海道、茨城、栃木、群馬、静岡、岐阜、兵庫、大阪、島根、福岡の合わせて25の都道府県では、一部の選挙区の線引きが変更された。今回の区割りの変更で自分の地域がどうなったかは、総務省や都道府県のホームページなどで確認できる。NHKの特設サイト「衆議院選挙2024」を紹介。