埼玉県行田市は移住促進のため奨学金返還を支援する。人口78000人あまりの埼玉県行田市は若い世代の転出に歯止めがかからず昨年度の転出者は45%が20歳代。市は若い世代を経済的に支援して移住を促そうと来年度から奨学金返還を支援する事業をきめ、関連する補正予算案を市議会に提案した。行田市によると来年度以降、移住した人で申請した年度末に30歳以下、市内に3年以上住む意志がある、奨学金を返還していることなどの条件を満たすひとが対象。申請は来年4月1日から受付、年度ごとに12万円を上限に返還した奨学金の2分の1を最長3年間支援される。この事業を盛り込んだ補正予算案は今月19日、市議会本会議で採決される。移住先に選ばれるよう魅力を高め、人口減少に歯止めをかけたいと話している。