能登半島地震で深刻なのは公共インフラの被害によって使えなくなった「トイレ問題」。輪島市での断水は1700戸余という中、避難所でのトイレ問題解決に役立っているのが、荷台にトイレが設けられたトイレカーだ。車には温水洗浄機能がついた洋式の水洗トイレが備え付けられている。製造した新潟県の企業が被災地支援で持ち込んだ。トイレカーを作ったのは魚沼市にある建設機械などを扱う会社だ。3年前、工事現場などで女性が快適に使用できるよう開発されたが、今回の災害で、被災地のトイレ問題解消に大きな力となっている。今回の持ち込みは付き合いのある復興支援団体の派遣要請を受けてのことだった。開発者の荒井さんは輪島市の避難所で現地調査を行い、被災地の厳しいトイレ事情を目の当たりにした。これまでに合わせて4台のトイレカーを貸し出したが、さらなる支援要請が届いている。しかし荒井さんはいち企業でこれ以上の支援は困難だと言う。
一方新潟・見附市では自治体でもトイレ支援に力を入れている。過去に水害や新潟中越地震などでトイレの問題に直面してきた。4つの洋式トイレが備わったトイレトレーラーを全国に広げる取り組みを進める支援団体に賛同し3年前に導入。今回、能登町にトレーラーを派遣した。また備蓄している携帯トイレ2400回分も避難所へ届けた。全国約20の自治体がトイレトレーラーを導入している。市は各自治体が1台ずつ所有することで災害時の迅速な支援に繋がると考えている。専門家は今回のトイレ支援は貴重な成果だと評価したうえで、トイレ問題解決には避難者の置かれている多様な状況に対応していくことが求められると指摘している。現地では避難所のトイレトレーラーを使用しに自宅からやって来る住人もいたという。
一方新潟・見附市では自治体でもトイレ支援に力を入れている。過去に水害や新潟中越地震などでトイレの問題に直面してきた。4つの洋式トイレが備わったトイレトレーラーを全国に広げる取り組みを進める支援団体に賛同し3年前に導入。今回、能登町にトレーラーを派遣した。また備蓄している携帯トイレ2400回分も避難所へ届けた。全国約20の自治体がトイレトレーラーを導入している。市は各自治体が1台ずつ所有することで災害時の迅速な支援に繋がると考えている。専門家は今回のトイレ支援は貴重な成果だと評価したうえで、トイレ問題解決には避難者の置かれている多様な状況に対応していくことが求められると指摘している。現地では避難所のトイレトレーラーを使用しに自宅からやって来る住人もいたという。