日本と中国の世論調査で中国人の日本への印象が大幅に悪化したことがわかった。言論NPOと中国国際伝播集団が10月〜11月に実施した調査では日本の印象が「良くない」などと答えた人の割合が87.7%(昨年比約25ポイント悪化)。印象悪化の理由として、尖閣諸島や台湾問題に関する日本側の対応が最多。また、両国の関係発展を妨げる要因については福島第一原発の処理水放出と答えた人が最多。中国で日中関係が「重要」などと答えた人は去年の半分以下。「日本に行きたくない」などと答えた人の割合も大幅に増加した。印象悪化の背景には日本への渡航経験ない人がSNSで過激な書き込みなどに触れた影響が出ているとの見方を示している。