2度日本記録を更新した大迫傑を紹介。世界の高速化を前に当時の日本マラソン界は苦戦する形となったが、その中で当時の日本実業団陸上競技連合・西川晃一郎は日本記録を更新すれば1億円という企画を行う。賛否両論の中初の日本記録更新は2018年東京マラソンでの設楽悠太が達成する形となり、16年ぶりの日本記録更新となった。そのわずか8ヶ月後には大迫が設楽の記録を21秒更新した。西川会長は選手は早いもの勝ちなのでもっと頑張ってほしいとエールを送る。すると2020年の東京マラソンでも大迫が2時間5分29秒の記録で再び1億円を獲得する形となった。しかし、2020年に制度が廃止された後に日本記録を2度更新した鈴木健吾は報奨金をもらうことはできなかった。