認知症の症状で時間感覚がズレたり昔の自分に戻ったりすることがある。新田さんは「母は寝る時間が増えるけど起きるたびに『おはよう』。あとは母が子どもに返る。私も母もホタテが好きで、元気な時は『食べなさい』と言うけど、認知症になってからは私は目に入らず、自分の好きなホタテを夢中で食べちゃう。母ではない母だった」とコメントした。杉山響子さんは介護している中でよかれと思って書斎に介護用ベッドを入れたが、認知症を進行させてしまったと後悔し、正しくても消えない罪の意識があると話していた。三木さんは「婦人公論でお世話になった先生で90代後半まで食事したりしていた。厳しい先生で怖いけど優しいけど威厳があって素敵に見えていた。先生が色んなことができなくなるのは我々は見てないが、響子さんからするととても切ないんだろうな」とコメントした。軽度認知障害を早く見つけて認知症になるのを遅らせる予防的な対策が注目されている。生活習慣病を治療し、運動や睡眠、食事のバランスを考え、仕事など社会的な活動をして人との交流を積極的に取る、視力や聴力の衰えがある場合は補聴器などで人とのコミュニケーションを確保することで認知症への進行を遅らせる、改善することになる。
