落とし物をより早く見つけ出して、持ち主の元へ返してくれるサービスが出てきている。JR東日本は「お忘れ物チャット」という、落とした日付や場所、時間、モノの特徴をチャット形式で答えると落とし物情報が登録される。京王電鉄やJR九州は去年から、公式LINEを通じて落とし物をした日時や乗車区間、特徴を登録するサービスを始めていて、LINEを使ったサービスでは画像が添付できるため、落とし物の特徴を人目で伝えることができる。有明ガーデンでは去年7月から、AIによる落とし物検索を行っている。施設側が届いた落とし物の写真を保存し、問い合わせが来ると、保存したデータの中からAIが色や形などの特徴が一致するものを探し出す。先月、問い合わせがあった240件のうち、202件が返却されている。さらにこの夏、警視庁は落とし物をいつでも受け取れるロッカーを導入予定で、24時間いつでも落とし物を受け取ることができる。利用する場合はオンラインで事前予約が必要になる。