沖縄・豊見城。豊見城市教育委員会の島袋さんは、沖縄戦を学ぶ入口としてVR鋼材の開発に取り組んだ。平穏の時代から戦後までの日常の変化を疑似体験する中で、戦争で何が失われるのかを体験してもらうのが狙い。背景には戦争体験者による講話の機会が減る中、戦争の記憶を伝えられるのか、教員たちの不安の声があった。そこで教育委員会は戦争体験者の証言などを生かして、教材の開発を勧めた。大切にしたのは体験者が記憶している生活を、忠実に再現すること。慰霊の日を目前に控え、市内の小学校でVR教材による授業が行われた。明日は平一紘監督。