最後に案内する藤岡市にレトロ自販機王国誕生の秘密があるという。レトロ自販機スポットの名物「チャーシューメン」は群馬県産の豚肉を秘伝のタレで煮たチャーシューが絶品だという。値段は350円。ドライブイン七輿の店主・木村清さん(76)は「自販機は最初は5台から始まった」などと話した。殆どのドライブインには食堂と共に自販機を設置しているとのこと。越野さんは「移動する中間や峠の手前などで食事をしたいという所にドライブインが現れた」などと話した。昔から鉄道より一般道が整備されていた「車社会」の群馬県はコンビニが無かった時代にドライブインが数多く誕生した。現在も峠道などの道路が数多く存在する群馬県だからこそ自販機が大活躍している。木村さんは10年前に体調を崩したため、食堂を閉店し現在は24時間対応の自販機を残すのみとなった。また木村さんは廃棄処分となった自販機の部品で修理しているという。