米国の消費者物価指数が昨夜発表され、上昇率は3か月連続で前の月を下回った。インフレが収まりつつあり、政策金利の引き下げが9月にも行われるという見方が強まった。これを受けてマーケットは、日米の金利差が縮小するという思惑から、円を買ってドルを売る動きが強まった。その後、円相場は一時1ドル=157円台前半まで急速に円高が加速し、市場では政府・日銀による市場介入が行われたのではないかとの見方も出ている。現在は1ドル=158円88銭〜91銭で取り引きされている。財務省の神田財務官は昨夜遅くに財務省で取材に応じたが、市場介入を実施したかどうかは明らかにしなかった。