香川県内の竹林では、メンマの原料となる筍の収穫に向けて整備が行われていた。作業員の胸にはガソリンスタンドのマーク。高松市にある石油会社の従業員たちだという。香川県内のガソリンスタドは平成に入ってから右肩下がりに減少している。理由は、人口減少やエコカーの普及など。新たな収入源を確保するため石油会社が目をつけたのは、竹林面積の割合が香川県は全国で3番目に高いことだった。石油会社の従業員が無償で竹林を整備し、そのかわり幼竹をただで収穫しメンマに加工する。原料を大量んにコストなしで調達できると考えた。販売面では、既存の取引先へ販売しようという。ガソリンスタンドの苦境をメンマで救うことができるのか、会社ではことし50トンを収穫し売り上げ1億円を目指している。