彬子さまの綴られた「赤と青のガウン」は25万部を販売するなど注目を集めている。日本では即詠無しで歩ける場所は御用地の中や学校だけであり、生まれて初めて街の中を歩いたのはオックスフォードだったと振り返る様子が見られる。三笠宮寛仁さまの娘として2001年以降の留学を綴ったものとなっている。タイトルの赤と青のガウンは博士号を取得したときに身につけることができるもので、2015年に単行本として発売されると今年改めて発売されている。ここにはエリザベス女王から招待されて1人でバッキンガム宮殿で女王と対面するとエリザベス女王がお茶を入れてくれたことなどが綴られている。話題を集めるきっかけとなったのはSNSの読書感想で、彬子女王が格安航空で移動していたことに衝撃を受けたことも紹介していた。本には彬子さまは一般のものとは違い外交官のための茶色のパスポートが渡されていて珍しいものだったことで止められてしまったことや、格安のプランを選んでフランクフルト国際空港に向かおうとすると小規模であり都心から離れた場所にあるフランクフルト ・ハーン空港に到着してしまったことなども綴られていた。彬子さまはSNSで留学記が話題となっていることを知り出版社に重版を提案すると、出版社側は手を取ってもらいやすい文庫化を提案してきたのだといい、彬子さまは公務の中で丁寧に原稿を読み直してきたという。これに対して出版を行ったPHP文庫の担当者によると、彬子さまは担当者が見えなくなるまで頭を下げるなど謙虚な姿も見せられたという。