お金に余裕があるにも関わらず万引きをやめられない「窃盗症」に苦しむ人に密着。万引きを繰り返していた当時の経験を伝える活動を行っていて、責任能力もあるにも関わらず万引きをしてしまうと話していた。最初の万引きは35歳の頃で賞味期限が迫っていた品で捨てるぐらいならいいだろうという気持ちだったと話し、一度万引きしてしまうと一気に万引きに傾いてしまったと振り返る。2年に渡り万引きを繰り返したものの4度目の逮捕の際に入院して万引きを辞めることが出来た。万引きしてしまった分を弁済しようと書留を送ったが店側からは受取を断られたケースも多く、取り返しがつかないことをしてしまったと罪に苛まれていた。窃盗症をアメリカでは疾患と認め、人口の0.3~0.6%が患っているとみているが、日本では統計や治療の整備が進んでいない。摂食障害と重なる場合も多く寂しさや満たされないという思いを抱いている人が多いといい、赤城高原ホスピタルの竹村道夫医師は2500人以上の窃盗症患者の治療にあたってきた中で、他の人達と同等に扱われていないという気持ちを持つ人は多いと言及している。性自認も女性でも男性でもないと言い女性らしい体型になるのが苦しくなり摂食障害を患うなどし、今も竹村医師と相談を行い6年前に3か月間入院をしてからは万引きをしない状況を続けている。コーヒーを飲みたい時はお金を払ってからコーヒーを注ぐカップを選び、買った商品は必ず支払済みのテープを張ってもらっているという。別の患者からもお金に余裕は会ったが満足感をエたかったのではないかと振り返り、エスカレートしていくと罪悪感も薄れていったと振り返る様子が見られた。治療は薬ではなく患者同士で話し合うミーティングが中心だと言い、ありのままを受け入れてもらう経験が患者の心を換えていくのだという。相手の気持を考えることが会っても良いと思うと言う声が聞かれた。オンラインでも窃盗症患者の相談の場は設けられ、治療のためには気持ちを伝えることが大切との考えがある。誰かに相談できれば違ったかもしれないとの考えがあると言い、誰かのためになろうと万引きを引き止めようとしている。
住所: 群馬県渋川市赤城町北赤城山1051
URL: http://www2.wind.ne.jp/Akagi-kohgen-HP/
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