アメリカ・トランプ政権の関税措置を巡る日米交渉。きょうアメリカから帰国した赤澤経済再生担当大臣。夕方から石破首相と会談、林官房長官も同席した。赤澤経済再生相の報告を受け、今後の戦略について意見交換した。石破首相はトランプ大統領と電話で会談したことも踏まえ、日米での合意に向けて最優先かつ全力で交渉を進めるよう指示した。赤澤経済再生相は「国益を損なわず、早期に日米で合意を実現できるよう交渉していきたい」と述べた。日米交渉をめぐっては、林官房長官もG7サミットに触れ「サミットを一つの節目として交渉妥結に向けて歩を進めていく」と述べた。政府はG7サミットにあわせた首脳間の合意も視野に、アメリカ側との調整を加速させる方針。赤澤大臣はOECD(経済協力開発機構)の閣僚理事会に出席するため、あさってからフランスを訪問する予定で、これに合わせてアメリカの閣僚との交渉を模索している。