きのうの東京為替市場で円相場は1ドル155円台まで下落。止まらない歴史的な円安が生活に大きな影響を与えている。ベーカリーやスーパー、100円ショップでは扱う食材や売れ筋に変化が起きている。都内のベーカリーでは今年1月に全商品を約1割値上げした。主な理由は円安による輸入食材の高騰。今年の3月までの1年間で全国のパン屋さんの倒産件数は37件、前年度の約2倍で過去最多になっている。都内のスーパーでは、以前は輸入牛肉が数十種類並んでいたが、現在1種類のみ。輸入牛肉の平均小売価格は2022年4月100g322円だったが、今年3月には364円に。国産の牛肉も値上がりしているものの価格差が縮まってきていて逆転現象が起きることも、100円ショップでは値上げできないため、商品が入っていない棚が目立っていた。商品の約半分が海外からの輸入品のため円安の影響を大きく受けている。前は約50種類あったカップ麺は今では約10種類までに減ったとのこと。
住所: 神奈川県川崎市中原区新丸子町739