訪ねたのは越谷レイクタウンに今年5月に誕生したLAKESIDE PARK。水の上を散歩する乗り物は足こぎSUPであり、ペダルを踏んで進む1人乗りのサーフボードである。かつでは田園地帯だったこのエリアは水害対策を目的に調節池を建設。それを機に水辺を活かした街づくりが進み駅が開業。住宅や商業施設も増え、街は大きく発展した。近年、池のほとりには水辺を楽しむ新施設相次いでオープンしている。池の水を使って野菜やハーブを育てる水上農園があり、野菜が水中の窒素やリンを吸収することで水質改善にもつながる。越谷では新たな名物も生まれており、越谷の水辺をイメージしたクラフトビールはフルーティな香りとすっきりした味わいが特徴である。手掛けたのは越谷生まれ・越谷育ちの建築士・畔上順平さんであった。越谷の水辺にはユニークな集会所があり、7年前に誕生した「みずべのアトリエ」では年間500を超えるイベントが開催され地域の人以外でも利用できる超人気スポットとなっている。晴はカヌーを使ったお花見に夏は七夕まつりと、四季おりおり水辺を活かしたイベントが開催され年間1万人が利用している。水辺の交流拠点の開発に携わったのは自治会長の石野剛史さんで長年県の河川課に勤務し、埼玉は県の面積に占める河川の割合が全国2位を誇りながらもその魅力を活かしきれていないと課題を感じてきた。住宅の再開発に合わせ地元にみずべのアトリエを開設し、都心から近く自然も楽しめると若い世代が続々と移住してきて街が一基に活気づいたという。
