千葉県市内の老人ホームで入居者の多くがわずか数ヶ月で退去を強いられている。入居者には今日の昼食で食事提供打ち切りと告げられていた。職員からの情報提供による見捨てられた老人ホーム問題について、東京都・足立区の去年10月オープンした住宅型有料老人ホームでは一斉退職があった。ことの発端は給料未払いだった。運営会社社長に直撃したが法務対応の一点張りだった。
その後の取材では施設は去年7月以降も赤字経営だった。総額約6億円の未払いがあった。足立区議会でもこの問題が取り上げられた。区の担当者はちゃんとケアが継続できるような仕組みの必要性を述べた。この問題は各地域でも起こっている。施設では閉鎖への動きが加速しており、足立区と横浜市では入居者全ての転居先が決まり移動が完了した。一方で千葉市では転居先が決まっていない入居者が数人いるとのこと。千葉市の施設については、求人サイトで千葉市の施設と同じ住所で別の運営会社の名義で掲載されていた。求人サイトに記された運営先に確認すると、施設跡地の利用については現時点ではっきりと決まったことではないと回答。残された入居者については千葉市の要請を受け受け入れ先を調整しているとのこと。